10:30 — 11:00 | 登録/朝食/展示会 |
11:00 — 11:15 | 開会/ご挨拶 QNX ソフトウエア システムズ 営業兼マーケティング副社長 デレク キューン (Derek Kuhn) |
11:15 — 11:45 | 基調講演 |
11:45 — 12:15 | HTML 5、Flash/AIR、Java、Android、ネイティブ: 最適な選択肢は? QNX ソフトウエア システムズ 製品マーケティング マネージャ アンディー グリッツ (Andy Gryc) |
12:15 — 1:45 |
昼食/展示会/交流 |
1:45 — 2:15 | 自動車用シリコンの未来 西嶋貴史 アーム株式会社 代表取締役 |
2:15 — 2:45 | 管理可能なデバイスとしての車 リサーチ イン モーション 製品管理担当ディレクター アレックス キンセラ (Alex Kinsella) |
2:45 — 3:15 | 自動車におけるコネクティビティ QNX ソフトウエア システムズ オートモーティブ市場開拓担当ディレクター アンドリュー ポリアック (Andrew Poliak) |
3:15 — 4:00 | パネル: 自動車の世界 ゲスト パネリスト |
4:00 — 4:30 | 道のり - QNX CAR 2.0 とその先 QNX ソフトウエア システムズ CEO ダン ドッジ (Dan Dodge) |
4:30 — 5:30 | レセプション & 展示会 |
当日のスケジュールは変更する可能性があります。プレゼンテーション内容と発表者が決まり次第スケジュールを更新していきます。
技術革新とリーダーシップの面で Frost & Sullivan やフォーチューン誌などに知られているダン ドッジは、技術的なビジョンを持った人物として世界的な評判を確立しました。組み込みシステム業界のパイオニアとして、ドッジは車載インフォテイメント システムから原子力発電所、世界最速のインターネット ルーターまでさまざまなものを制御するソフトウェアを生み出しました。
ドッジは数々の賛辞を得ており、その 1 つにウォータールー大学より授与された Computing and Innovation における J.W. Graham メダルがあります。この名誉ある受賞により、Bill Reeves (ピクサー・スタジオ) や Jim Mitchell 氏 (サン・マイクロシステムズ) など、過去に選ばれた業界の優れた人物のグループに加わりました。2002 年のフォーチューン誌にて、製造業のヒーローとして高く評価されました。
ドッジはソフトウェアの標準化に情熱を注いでおり、オープン ソース ソフトウェア組織である Eclipse コンソーシアムの創立理事として招かれました。
ドッジは数学の修士号を取得しています。
デレク キューンは QNX ソフトウエア システムズの営業、マーケティングの副社長です。QNX 入社前、キューンはアルカテル・ルーセント社にて数々の上級職に就いており、グローバルなビジネス リーダーとして 4G 携帯接続を含む新技術エコシステムの責任者でした。
2003 年から 2006 まで、キューンはブロードバンド・コンテンツ・デリバリ・フォーラムの委員長を務め、彼の貢献により組織の規模は2 倍になりました。2008 年から 2010 年まで、南カリフォルニア大学映画芸術学部のエンターテインメント技術センターの委員も務めました。
2010 年、キューンはアルカテル・ルーセントの最高経営責任者賞を受賞しました。工学の学士号を取得しています。
アンディー グリッツは 20 年以上に渡りソフトウェア デベロッパ兼デザイナとして活動を続けており、現在は QNX ソフトウエア システムズのオートモーティブ製品マーケティング マネージャを務めています。QNX 入社前は GM OnStar 向けの組み込みソフトウェア アーキテクトのリーダーとして音声認識エンジンの設計と実装を手がけ、またパームトップやノートブック用ソフトウェアの開発にも従事しました。
Global Automotive Practice のシニア アナリストとしてロジャー ランクトットは、自動車の安全性、駆動系、インフォティンメント システムの今後の動向を定義する上で強い発言力を持っています。ランクトットはアナリスト、ジャーナリスト、コンサルタントとして技術産業における 25 年の経験を有しています。ランクトットは経歴を通じて大規模な業界研究活動を実施、参加し、新しい研究製品やサービスを生み出し、クライアントに対して戦略や競争における問題点についてアドバイスを行ってきました。ランクトットは Telematics Research Group で 5 年間を過ごした後 Strategy Analytics に入社しました。Telematics Research Group ではクライアント ベースを構築して幅広いポートフォリオに仕上げ、iSuppli への売却となりました。ランクトットの特権的な関係と並外れたつながりにより、Strategy Analytics は業界の思想的指導の最前線を維持しています。2010 年、ランクトットは OnStar がアフターマーケットの小売製品を企画している記事と、Sirius XM が 2016 年までに XM プラットフォームに予告なしに移行する記事を書きました。ランクトットは今までに NPD、PC Data、CMP (現United Media)、Fairchild、Hearst などで管理職に就いていました。
ランクトットはダートマス カレッジから英語学文学士を取得しています。
赤松博士は人間工学における研究で慶応大学より工学博士号を取得しています。今までに産業製品研究所の研究者として産総研で、フランスの CNRS の認知神経科学研究所の客員研究員として、そして NEDO プロジェクトの研究リーダーとして運転者の行動についての理解と支援を行ってきています。赤松博士は ISO/TC22/SC13/WG8 の専門家であり、現在は産総研のヒューマン ライフ テクノロジー研究部門の研究部門長を務め、自動車のナビゲーションや他のインフォティンメント システムのヒューマン インタフェースの研究を行っています。
QNX ソフトウエア システムズ オートモーティブ市場開拓ディレクターとしてアンドリュー ポリアックは、オートモーティブの価値連鎖の構築、開拓、関係維持を担当しています。
アンドリュー ポリアックは自動車会社、ティア ワン サプライヤそして自動車業界のアナリストたちから自動車業界における思想的リーダーとして認識されています。COMET、SH-Navi、そして LTE ワイヤレス ブロードバンドを自動車へもたらすための ng Connect プログラムなど、複数のコンソーシアムの創立会員として自動車テレマティックスのイベントなどで頻繁に講演を行い、自動車市場の動向や問題点に関してのアドバイスをアナリストに提供しています。アンドリュー ポリアックは、マルチメディア デバイスへの接続を統合するフレームワークについてと、位置情報に組み込まれた画像情報を介するソーシャル車載ナビゲーションについての特許を保有しています。最近では QNX CAR アプリケーション プラットフォームの定義と発表に携わりました。QNX CAR アプリケーション プラットフォームは、接続された車載システムの開発に必要な先行開発作業を大幅に削減します。
アンドリュー ポリアックはワシントン大学から、情報システム分野に重点を置いたビジネスの学士号を取得しています。
人びとはもうモバイル機器が手放せなくなってきている。そのために、モバイル機器は自動車に持ち込まれて、運転中にも使われるようになった。常につながっていたいという欲求と自動車運転との融合は、モバイル技術の重要なターゲットである。もともとは別々の時に別々の場所で使われていた技術を融合するためには、これまでと全く異なる制約条件下で技術を再構築して行かなければならない。電車の車内で使うのであればモバイル機器にどんなに集中しても構わないが、運転をしながら使う状態ではそういうわけにはいかない。騒音や振動や日当りの変化といった使用環境が違うだけでなく、注意の切替え、人の持つ情報処理資源の配分といった人間の情報処理能力も考えて行かなければならない。時々刻々変化する道路とインタラクションしながら、情報とインタラクションしつづけることができるのであろうか。
今日、デベロッパはアプリケーション開発において多くの選択肢に直面しており、最適なプログラム環境をどのようにして選択するかが問題になっています。本セッションでは、QNX CAR アプリケーション プラットフォームをターゲットとする際に考慮すべきいくつかの点をハイライトします。QNX OS とそのコンポジション マネージャにより、デベロッパは環境をうまく組み合わせることができるので、完全なポーティング作業に必要な労力を削減することができ、またパフォーマンスの最適化のためのソリューションも実現できます。
業界大手の合併、非組み込みデスクトップ業者の参入、車載プロセッサの統合、独自仕様のソリューションの市場崩壊など、自動車用シリコンのエコシステムは近年大きな変革を目にしてきました。業界の動向や企業、そしてアライアンスに影響を与える面で ARM は直接的、間接的に大きな役割を果たしました。今日、自動車業界を含む組み込み分野で優位に立つ点で、ARM が Intel と戦っていると考える人もいます。ARM の将来を待ち受けているものは? 幹部が夜も眠らずに考えていることは? 将来のソフトウェア プラットフォームに対する ARM の考えとは?
4G コネクティビティの到来で、業界は現場に出荷された車載システムの設定や管理の方法を模索しています。新しいアプリケーションのダウンロードであれ、サービスの予約であれ、ソフトウェア メンテナンス アップデートのダウンロードであれ、コネクティビティは、ユーザーがディーラーを訪問しなくてもいい透過的な体験を意味します。RIM (リサーチ イン モーション) の子会社として QNX は、RIM のエンタープライズおよびキャリア ベースのソリューションを自動車市場に対して活用、再利用できるというユニークな位置にあります。BlackBerry AppWorld と BlackBerry Enterprise Server が良い例です。BlackBerry AppWorld は、今日自動車会社が直面しているアプリケーション ストアの課題を解決する可能性を有し、また BlackBeery Enterprise Server は車をキャリア ネットワーク上でのもう一つのノードとして管理、使えるようにしてくれます。RIM と QNX が共同でプレゼンテーションを行い、近い将来の技術の概要と、それらを自動車市場に役立たせるための再利用方法をご紹介します。
コネクティビティは自動車業界ではホットなトピックで、その領域は常に拡大しています。パーソナル デバイスに接続させたいという願望は広く行き渡っており、接続を使って何ができるかについてのユーザーの期待はコンテンツの表現を超えて広がっています。ユーザーの期待にも影響を与える NFC (近距離無線通信) など、新しいコネクティビティの実例が数多く作用し始めています。同時に、車載システムの機能を一つの統一された体験にしたいという願望は、こうした車載システムの接続方法にも影響を与えています。そして最後に、クラウドへのコネクティビティは、ロケーション ベースのサービスとクラウド ベースのアプリケーションとコンテンツという概念と共に、継続的な投資領域のままです。本セッションでは、こうしたコネクティビティの動向を取り上げ、妥当性、製造スケジュール、そして今後現れるものについての考えを披露します。
本パネル セッションでは、グローバルに均一な市場なのか、または地域的に多種多様なのか、という自動車の世界の質問を考察します。グローバルな観点では、どちらの傾向が当てはまるのでしょうか? 業界はこうした傾向に共通した方法で対応しているのでしょうか、それとも地域ごとに傾向に異なった対応を取っているのでしょうか? ある地域は他の地域に比べて早い時期に影響を受けているのでしょうか? 地域差と傾向の種類とは相関性があるのでしょうか? パネル参加者は技術動向、価値連鎖の進化、ドライバの注意散漫、コネクティビティ、クラウド ベースのサービス、コンテンツ、供給そしてアプリケーション展開について議論します。
アプリケーション プラットフォーム、BSP、音響処理そしてサード パーティのソフトウェアの評価とプロトタイプ化において、QNX は QNX CAR の初期リリースで大変革を起こしました。あれから 2 年が経過し、QNX では 2012 年 1 月開催の CES にて QNX CAR 2.0 をデモすべく準備を進めています。本セッションでは技術ロードマップと今後のプログラムを見ることができます。RIM による買収から 18 ヶ月が経った QNX は、製品ポートフォリオ、ミドルウェア群、そして特に自動車分野のお客様に対して QNX CAR が生み出した価値を取り上げます。