QNX Aviage HMI プレーヤ
オーディオ、フラッシュビデオ、ネットワーク 通信を含むフラッシュアプリケーション用スタ ンドアロン プレーヤ
概要
Adobe Flash Lite 対応 QNX Aviage HMI プレーヤは、QNX Neutrino RTOSベースの組み
込み製品における新しい設計ソリューションで
す。グラフィカル ユーザー インターフェイスの
作成をスピードアップし、まったく新しいアニ
メーションHMIの創造を促進します。
QNX アドバンスト グラフィックス フレームワー
ク上に構築されたQNX Aviage HMI プレーヤにより、ユー
ザー インターフェイスの全体をAdobe フラッシュ
で作成することができます。このため、従来
的にはたいへん時間のかかったHMI設計の開発プ
ロセスを劇的に短縮することができます。ま
た、グラフィックスの設計において、QNX リア
ルタイム オペレーティング システムの豊富
なグラフィックス機能と比類のない信頼性を
活用することができます。
技術概要
- ローカルおよびネットワーク対応フラッシュ コンテンツとフラッシュ プレーヤ互換ビデオ プレーバック(FLV)コンテンツに対応
- 混合モードのグラフィカル環境に対応 - フラッシュ ベース、およびネイティブの2Dおよび3D グラフィックスを同時に表示
- 低オーバーヘッド、メモリ使用の小さなシステム用に最適化
- タッチ スクリーン、マウス、キーボードその他の入力モードに対応し、ローカル フォント レンダリングで高速ディスプレイ生成が可能
- Adobe Acceptance Test Suite (ATS) 認可、QNX ソフトウエア システムによるダイレクト サポート
- ARM、PowerPC、SH-4、x86 アーキテクチャの幅広い組み込みハードウエア プラットフォームに対応
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様々なグラフィックス技術をシームレスにブレンド 左のアプリケーションは、一番下のグラフィッ クス レイヤで3D OpenGL ESナビゲーション ディスプレイ を描画しています。右側のFlashPlayer は、「メニュー 動画」を実行しており、これはクロマカラー枠 に表示されるナビゲーション ディスプレイを 制御します。 |
ビジネス上の利点
開発時間の短縮
Adobe Flash Lite 3 対応 QNX Aviage HMI プレーヤにより、グラフィカル プ
ロトタイプから再コーディングをせずにすぐに最
終製品を完成させることができます。開発者は、
デスクトップでHMIの全体をテストし、まったく同じ
コンテンツをそのまま組み込みターゲットで実行
することができます。QNX フラッシュ プレーヤは、
メモリ制限のあるリアルタイム環境で適切に動作
するため、システムの堅牢性に影響を出すことな
く、Adobeフラッシュのパワーを活用することがで
きます。
豊富な既存フラッシュ コンテンツと人材を活用
スクリーン設計からActionScriptプログラミングまで、何
百万人という開発者がフラッシュ開発の知識を有
しています。Adobe Flash Lite 3 対応 QNX Aviage HMI プレーヤにより、HMIの
作成を行う企業は、既存の開発スキルと何千とい
うフラッシュ コンポーネント、ソース サンプル
を活用することができます。
仕様
Adobe Flash Lite 3 対応 QNX Aviage HMI プレーヤは、Adobe 認定 Flash Lite 3 スタンドア ロン フラッシュ プレーヤであり、オーディオおよ び FLV ビデオを含むローカルおよびストリーミン グ コンテンツをサポートしています。
対応機能
- プログラミング機能サポート
- Flash 8 またはそれ以前のコンテンツ
- ActionScript バージョン 1.0、 2.0
- 割り込み/再入可能プレーヤ
- SWF データのダイナミック ローディング
- XML ソケット
- XML パーシング、文字列/配列/XML とネイティブ オブジェクトの変換
- ActionScript ストリクト モード
- 設定/解除インターバル
- 形状描画 API
- データ ストレージ
- Flash 8 またはそれ以前のコンテンツ
- サウンド サポート
- PCM および ADPCM
- MP3 (SWFコンテンツに組み込みMP3コンテンツがある場合対応。MP3ライブ ブロードキャストには対応していません)
- PCM および ADPCM
- イメージ&ビデオ サポート
- PNG、JPEG、GIF、BMP、SGI、TGA、アニメーションGIF (オーサリング中)
- Sorenson コーデックに加え、On2コーデックを使用するフラッシュビデオ(FLV)
- PNG、JPEG、GIF、BMP、SGI、TGA、アニメーションGIF (オーサリング中)
- マルチメディア サポート
- 外部コーデックサポートを使用したマルチメディア ファイルのダイナミック ローディング(例:JPEG)
- 外部コーデックサポートを使用したマルチメディア ファイルのダイナミック ローディング(例:JPEG)
- テキスト サポート
- UTF-8 文字セット
- Latin1、Latin2、Latin4、キリール文字、ギリシャ文字、トルコ文字、Big5 (中国語)、GBK (中国語)、ShiftJIS (日本語), KoreanUHC
- ダイナミック テキスト
- デバイス特有のベクトル フォント
- 小さなテキストの読みやすさ、テキスト計測、テキスト折り返しの向上
- インライン テキスト入力、英語のみ。その他の言語は外部入力エンジンでサポート
- UTF-8 文字セット
- インタラクション
- キーボード イベント
- キーベースのナビゲーション
- マウス/スタイラス イベント
- キーボード イベント
- Flash Lite 機能
- プライベート メッセージング サービスを通じ、デバイス固有の機能(ボリューム、バックライトなど)にアクセス
- ランタイム メモリ消費の削減
- メモリ不測状況のスムーズな処理
- Runaway スクリプト制限
- ActionScript スライシング
- プライベート メッセージング サービスを通じ、デバイス固有の機能(ボリューム、バックライトなど)にアクセス
- その他の機能
- ダイナミック メモリ処理
- デバイス固有の機能:現在の環境についての問い合わせを行う機能。拡張可能モデル。詳細はQNX にお問い合わせください。
- メタデータ サポート:フラッシュ メタデータ
- 背景の透明性
- オブジェクト モデル(コンポーネント用)
- イベント モデルの改善
- スクリプト可能なマスク
- SWF ファイルの圧縮
- デバイス機能のダイナミック回復
- ActionScript 例外処理
- ウェブ サービスおよび SOAP API
- 新規プリローダー API、プログレッシブ ダウンロード
- ローカル ファイル セキュリティの向上
- 永続性ストレージ
- ダイナミック メモリ処理
システム要件
- 一般的な FlashPlayer サイズ (コア プレーヤ + レンダラ DLL): 800K コード
- 推奨される最小 RAM: スタンドアロン コンテンツで2MB 。ビデオではそれ以上
- コンテンツ サイズとヒープの比: 1 対 15。 例:10KのSWFファイルで推奨されるヒープは150K
- 以下のいずれかのカラーデプスを備えた対応グラフィックス チップ
- ARGB8888, RGB565, ARGB1555
- ARGB8888, RGB565, ARGB1555
認可
- " FlashPlayer バイナリは、「オープン」または「クローズド」のいずれかで認可を取得することが可能です。
- オープン = コンテンツの起源に関わらず、すべてのコンテンツに対するFlashPlayer 認可
- クローズド = 既知の信用できるコンテンツに限定されるFlashPlayer認可
- オープン = コンテンツの起源に関わらず、すべてのコンテンツに対するFlashPlayer 認可
- 生産を開始する前に、認可レベルを選択し、認可プロセスを完了させる必要があります。
Adobe Flash Lite 3 対応 QNX Aviage HMI プレーヤの使用に適するケース
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QNX ソフトウエア システムズは、Adobe® Flash Lite™ 技術をサ ポートしています。Adobe フラッシュ技術を使用したコ ンテンツ開発に関する詳細情報 は、http://www.adobe.com/devnet/deviceをご覧ください。